前提条件

この章では、ホストマシンのオペレーティングシステム用の AWS CLI をダウンロードしてインストールし、AWS Identity and Access Management (IAM)のコンソールで認証情報を取得して AWS CLIで使うように設定し、AWS CLI が正常に動作していることまでを確認します。 このチュートリアルでは、既に AWS account アカウントをもっており、環境のセットアップを終了している想定でいます。終わっていない場合は、リンク先の手順を進めてください。すでに、AWS CLI(version1 または、version2)がセットアップ済みであれば、テストのセクションまで飛ばしてください。

PlatformIOのターミナルを開く

開始方法 でPIOをインストールし、PIOのターミナルが使えるところまで確認しました。ここからの作業では、同じようにPIOのターミナルを利用して進めていきます。PIO ターミナルウィンドウには、標準のターミナル/コマンドプロンプトにないアプリケーションやライブラリが事前にロードされます。

もし、VS Codeを閉じてしまった、もしくは、PIOのターミナルウィンドウを閉じてしまった場合は、VS Codeを開いてから以下の手順を実行してください。

  1. VS Codeのアクティビティーバー(左のメニュー)で PlatformIOのロゴ をクリックします
  2. Quick Access メニューの、Miscellaneous にある New Terminal をクリックしてターミナルを開きます。PlatformIO CLIというラベルが付いたターミナルが開くはずです

PlatformIO CLI terminal in VS Code

AWS CLIのダウンロードとインストール

AWS Command Line Interface (CLI)は、AWSのサービスを管理するための統合ツールです。CLIをダウンロードし、設定を行えば、AWSのサービスをコマンドラインから操作することができ、様々な処理を自動化することができます。AWS CLIを利用するには、AWSのアカウントが必要になります。既にアカウントを持っている場合は、 マネージメントコンソールにサインイン します。AWSのアカウントを持っていない場合は、こちらから アカウントの作成 を行ってください。

AWS CLIのダウンロードは、以下を参考に進めてください。

Ubuntu Linux v18.0+ (64-bit)
MacOS 10.14+
Windows 10 (64-bit)

IAM ユーザーアクセス認証情報を取得する

IAM はAWSのリソースを利用する上でのアクセス権限を管理できるサービスです。Rootアカウントを利用するのではなく、 Administrator Access権限を持つユーザーを作成 して利用することをおすすめします。

AWS アカウントのセキュリティーベストプラクティスについては こちら のページを参照してください。

IAMユーザーのクレデンシャルの取得方法については、 こちらのドキュメント を参考に取得してください。

AWS CLIの設定

AWS CLI がインストールされ、IAM ユーザーアクセス認証情報が取得できたら、AWS CLI を設定します。設定する項目の1 つは AWS リージョン です。このチュートリアルでは、us-west-2 を利用しています。別のリージョンを利用する場合、チュートリアルで利用するサービスによっては、提供されていない可能性がありますので、他のリージョンを利用する場合は、 AWS リージョン別のサービス で対応しているかを確認してください。

ホストマシンで AWS CLI を設定するには、ターミナルビューポートで次のコマンドを入力します。

aws configure

CLIの設定では、4 つのパラメータの入力を要求するプロンプトが表示されます。フィールドは以下のように入力する必要があります。対応するアクセスキー ID とシークレットアクセスキーには、IAM ユーザー用に以前に取得したアクセスキー ID とシークレットアクセスキーを指定します。

AWS Access Key ID [None]: EXAMPLEKEYIDEXAMPLE
AWS Secret Access Key [None]: EXAMPLEtnFEMI/K7MDENG/bPxRfiCYEXAMPLEKEY
Default region name [None]: us-west-2
Default output format [None]: json

AWS CLIの動作確認

すべて設定したら、AWS CLI が適切に動作していることを確認するために AWS CLI をテストします。まず、CLI 自体をテストして CLI がインストールされていることを確認します。次に、設定が有効であることをテストします。

CLIが正しくインストールされていることを確認するには、バージョンオプションを使用します。正常にインストールされると AWS CLI バージョンが出力されます。エラーが発生した場合は、 トラブルシューティングガイド を参照してください。

aws --version

次に、AWS CLI が IAM 認証情報およびリージョンで設定されていることを確認する必要があります。実行するコマンドは、AWS IoT の MQTT ブローカー エンドポイントをチェックします。これは、xxxxxx-ats.iot.us-west-2.amazonaws.com の様な、アドレスを確認することができます。エラーが表示された場合は、 トラブルシューティングガイド を参照してください。

aws iot describe-endpoint --endpoint-type iot\:Data-ATS

すべてをインストールして設定したら、次の章 デバイスのプロビジョニング に進みましょう。


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